最近世間を騒がせているニュースと言えば!
財務省の福田淳一事務次官セクハラ疑惑!!
女性記者が録音した音声データも公開されて、事務次官は完全に詰んだか!?と思いきや、辞任はしたものの、セクハラ自体は完全否定という・・・。
うーん。一体真相はどうなんでしょう・・・。
さて、当サイトは交通事故に関するサイト。事件の真相解明について言及するつもりはありません。
じゃ、なんで、財務省セクハラ疑惑の記事を書くのかと言うと・・・。
女性記者の録音データが証拠として有効性があるのか気になったのです!!
私の場合も自己の正当性を証拠として残すために、ICレコーダーによる音声録音を試みたことがあります。
こちらの記事で、警察署に訪問する際にやりとりをICレコーダーにて記録しようとしたことを書いています。
この記事で弁護士のヒロ君が言うには、ICレコーダーで録音した音声は、証拠としては弱いとのこと。
今回の財務省セクハラ疑惑で、録音した音声が話題となったことから改めて弁護士のヒロ君に音声データの証拠としての有効性を確認してみました!
財務省セクハラ疑惑の録音データについて弁護士に聞いてみた!
世間を騒がせているこの疑惑。
色々な要素が絡まりあっているようでこの疑惑全体を現時点での少ない情報で評価することは難しいと思います。
そこで、
財務省セクハラ疑惑の音声データが、証拠として有効となりえるか?
という切り口で弁護士のヒロ君に聞いてみました。
今日は交通事故とは直接関係ないんだけど聞きたいことがあって・・・。
なにかな?
今、財務省セクハラ疑惑が話題となっているよね?
証拠とされる記者の録音テープが公開されていているけど、この音声、TVとかで聞いた?
あー、例のニュースね。
録音テープの音声もTVで聞いたよ。
いや~、ぼくは交通事故の件で警察に行くとき音声を隠し撮りしようとしたからこのニュースが気になってさ。
ヒロ君は、音声は証拠として弱いと言っていたけど、このニュースの音声、証拠として有効性はあるのかなぁ??
うーん、正直な感想を言うと・・・。
証拠がこの音声データだけ、となると裁判になった時証拠としては弱いかもしれない。
なるほどー、やはり音声だけでは証拠として弱いようです。
では、なぜ音声だけではダメなのでしょうか・・・?
音声だけでは証拠として弱いのか!?
確かに、ヒロ君は以前、ぼくが警察に行くときにもICレコーダーは証拠として弱いと言っていたよね。
うん。音声だけだと裁判の証拠としてはちょっと弱いんだよね。
以前、裁判で音声を証拠として提出したことがあったんだけど、裁判官から信用性が低いと言われてしまったことがあるんだ・・・。
そうなんだ・・・。
おそらく音声だけだと「実際に誰が話しているかわからない」ということなんだろう。
なるほど・・・。
そうすると、財務省セクハラ疑惑の音声データも証拠としては弱いのかな。
この音声データ“だけ”をみると弱いね。
しかも、この音声データは他にも不利な部分があると思う。
セクハラ疑惑の録音データで不利な点とは!?
セクハラ疑惑の音声データで、不利な部分ってどこ??
うん、音声データだけでも証拠としては弱いのに、いま報道で公開されている音声データはどうやら切り貼りしたデータで、撮って出しの生の音声データでは無いよね。
あ!それはニュースでも見た!
音声を解析して、男性の声自体は事務次官のものである可能性は極めて高いけど、複数の場所で録音されたものをつなぎ合わせて編集してあると。
そこが重要なんだ。
基本的に映像や音声を録画・録音するときは最初にスイッチをONにしてから、OFFにするまでに撮った全てのデータを加工せずに裁判資料として提出すべきなんだ。
途中、明らかに不要なシーンがある時は容量を節約して一時停止してもいいよね?
それも基本はNG。
裁判に証拠として提出する場合は、長くなっても生のデータをそのまま提出すべきなんだ。
その上で、発言内容を文字起こしした書類を添付するんだ。
裁判所側もその書類を見れば、何秒の時にどういう発言があったかが書いてあるから生のデータと照らし合わせて確認してくれる。
なるほどー。
これ知らなかったら、明らかに不要な移動シーンとか一時停止させちゃってたと思う!
まぁ、今はバッテリーもメモリーも大容量になっているから一時停止はしなくても大丈夫だね!
以上を踏まえると、セクハラ疑惑の音声は、切り貼りはされているわ、音声は加工されているわ、証拠としてはかなり弱いということになるね。
まあ、この報道で公開されている音声“だけ”だったとすれば証拠としては弱いね。
ただし、報道陣への公開用にあえて切り貼りしている可能性も高いし、セクハラ被害にあったとされる記者が一部始終を録音した長時間の生データを保有しているならば、話は変わってくるけどね。
勝手に撮った音声や映像は証拠になるの??
ところで、このセクハラ疑惑の音声データは相手に許可なく勝手に撮ったものだよね。
うん、これは多分そうだろうね。
以前どこかで
「録音すると断った上でなければ、その録音データは証拠とならない。つまり隠し撮りの録音はNG」
という根拠の無い噂を聞いたことがあるけど、これって実際はどうなの?
結論から言うと、許可なく撮った音声や映像であっても裁判の証拠としては使えます。
ただし、注意すべき点もあります。
証拠としては使えるんだ!
その注意すべき点とは??
音がしっかり聞き取れる録音であること。
ギリギリ聞き取れるかどうかの音量だったり、雑音が多かったりすると、証拠能力はあっても証拠としての価値は低くなってしまう。
例えば、「胸触っていい?」が「腕触っていい?」に聞こえたら全然評価が変わってきてしまう。
なるほどー。
隠し撮り自体は罪になったりしないのかな?
隠し撮り自体は何も罪にならない。
たしかに隠し撮りは道徳的にはよろしくないことだけど、刑法をはじめとする罰則法規には触れないよ。
それにセクハラをされていて、自らの身を守るために隠し撮りしているのであれば非難されるいわれもないよね。
電話の通話内容を無断で録音した場合は?
今はスマホでも機種によっては電話の通話内容を自動で録音してくれるアプリなんかもあるけど、無断で録音した通話内容も同様に証拠となるのかなぁ?
これも基本的には証拠になるよ。ただ、先ほどの注意点と同様に音声がしっかり聞き取れることが重要だね。
たまに企業のコールセンターに電話すると冒頭で
「この通話は品質向上のために録音されています。」
というアナウンスが流れるから、事前に録音しているという断りを入れないと、証拠能力が無いと思っていたよ。
同意を取っていればそれに越したことは無いけど、事前に同意を取らない録音データであっても証拠になるから大丈夫。
良かった!じゃあ、交通事故関連で電話する場合は念のために通話を録音しておくようにしようかな。
電話の通話内容を無断で録音する場合であっても、証拠になるということです。
たまに
「事前に断りが無い通話録音は証拠にならないよ」
なんて話を聞くことがありますが、これは間違っていて、断りが無くても大丈夫です。
おそらく、
「この通話は品質向上のため録音しています。あらかじめご了承ください。」
なんて電話アナウンスが良く聞かれるからみんな誤解しているのかもしれないですね。
一番の証拠は、動画(映像+音声)
ここまで、音声を録音することに関する話が中心だったけど、なるべくなら動画を録画すべきなんだよね?
そうだね。
音声だと、いくら生データが揃っていても、隠し撮りがOKだったとしても、裁判官に証拠として弱いと言われたことがあったからなぁ・・・。
私の場合もあのとき、警察の保有する防犯カメラ映像を隠し撮りでもなんでもいいから撮影できていればなぁ!
それが動かぬ証拠になったはずなのになぁ・・・。
この顛末はこちらの記事へ
今は眼鏡型のカメラとか、キーホルダー型のカメラとかもあるから、裁判が予想されるケースでは少しでも証拠能力を高めるために動画があったほうがいいんだよね。
たしかに裁判官としては、音声だけだと仲間内で友達を警察官に見立てて演技したのと区別はつきにくいよね・・・。
とはいえ、動画は難しい場合もあるから、音声だけでも録音してあれば証拠が何も無いよりは全然良いんだけどね!
音声や動画データが重要になるケースとは?
動画データが重要になるケースはまさしく交通事故だよ!
ドライブレコーダーは自動車には必ずつけるべき。
自分に不利な動画だったら出さなければいいというだけの話だからね。
今はバイクにもドライブレコーダーが設置できるようになってるんではないかな?
事故の後、バイク用のドライブレコーダーについてはかなり調べたんだ!
数年前からバイク用も何種類か発売されているみたい。最近では価格もかなり安くなってきているね。
まぴお君のバイクにもドライブレコーダーの設置を強くお勧めするよ。
うん、絶対付けるようにする!
(あぁ、事故に遭う前に付けていればなぁ・・・。)
まとめ
今回は交通事故とは直接関係はありませんでしたが、私自身、交通事故の証拠を集めるために音声や動画を撮影した経験がありました。
ちょうど話題のニュースで録音した音声データが取り沙汰されていたので、ついつい気になって専門家である弁護士の意見と共に紹介しました。
最後にまとめてみます。
- 音声は証拠として弱いので、なるべく動画撮影をする
- 録音・録画の際は一時停止などせずに、一部始終を全て記録する
- 生データは必ず保存しておく
- 隠し撮りであっても証拠となる
みなさんも、交通事故に限らず何か証拠を残すような状況に身を置かれたら今回の話を参考にしてみてください!
てか、そんな状況にならないことを祈っていますが・・・。