第21話 警察署から戻り、弁護士に全てを報告した

交通事故体験記

前回(第20話)の記事はこちら

前回(第20話)のあらすじ
  • 事故現場で実況見分を行った
  • 私が不注意だったという内容の上申書を書かされた
  • 悩んだ末、最終的に上申書に押印し、提出した

第18話、19話、20話と3話に渡って警察署に訪問した際に起こったことを書いて来ました。

警察では私が悪者にされるという最悪の展開でした。。。

警察訪問の翌日、さっそく弁護士のヒロ君に警察署での出来事をすべて報告しました!

警察での出来事をすべて報告!

忙しいところ時間取ってくれてありがとう。
警察での出来事だけど・・・

ここで、体験記の18話~20話にかけて書いた内容を弁護士ヒロ君に説明しました。

警察での出来事
  • 警察はまぴおの方が悪いと言ってきた
  • 加害者を検察庁に送致しない方向
  • 診断書は受け取らないが、人身事故としては扱う
  • 「僕にも不注意があった」という上申書を書いて提出した
  • 防犯カメラ映像を見ることができたが、それをスマホで記録することは出来なかった

ヒロ君に1つ1つ確認させてもらいます。

警察は私の方が悪いと言ってきた!

まぴお
まぴお

まず、担当の警察官から
「この事故はまぴおさんの方が注意すべきだった。」
なんて言われたんだよ!(怒)

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

え!?そうなの?

まぴお
まぴお

こっちは制限速度を守って、ヘッドライトを付けて、国道を走っていたんだよ。
それなのに警察は「しっかり前を見ていたんですか?」だって。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

最初からまぴおくんが悪いという決めつけで話をしてきてるなぁ。

まぴお
まぴお

人身事故として扱ってもらうことが第一だと思って、警察官の心証を悪くしないように抑えたけど、内心はらわた煮えくりかえっていたよ・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

警察は交通事件の過失割合については全く詳しくないから、感覚で話しているだけだね・・・。

まぴお
まぴお

しかも警察からは「本来なら君も安全運転義務違反なんだよ!」とも言われたよ。ほんと頭にくるー!!

加害者の送致はしない

まぴお
まぴお

警察としては加害者は検察に送致しないって。
まぁ加害者の処罰はどうでもよくて、早く保険会社対応してもらえればいいんだけどね。
「送致はしないけど人身事故として扱ってあげる」と警察が言ったのでそれに従ったよ・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

送致しないのは構わないけど、対応がひどすぎるね・・・。

まぴお
まぴお

警察としては最初から「送致しない」というストーリーが想定されていて、そのために「まぴおも悪い」と決めつけてきた感じがするなぁ・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

この事故なら「相手の方が過失が大きい」というのが基本だと思うけどなぁ。

まぴお
まぴお

警察は送致するとなると色々と書類を作成する必要があるから面倒なことを避けたかったのかもね・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

そんな気がする・・・。
前に、警察は「人身事故なのに物損事故で済ませようとする」という話をしたことがあったよねぇ。

まぴお
まぴお

警察は面倒なことをいくらしてもお給料は変わらないからなのかねぇ。

診断書は受け取らないが人身事故として扱う

交通事故が人身事故として扱われる場合には基本的には病院で書いてもらう診断書が必要になるそうです。

ただ、私の場合は診断書は受け取ってもらえませんでした。(警察からコピーはとらせて下さいと言われて、それは渡しましたが)

ここは強く確認したのですが、診断書を提出しなくても人身事故としては扱うということでした。

なぜそんなことが可能なのかは、警察訪問時の最後に書かされた上申書によって理由があきらかになったのです。

上申書を書かされた!

第20話でも書いたのですが、警察に言った日の最後に上申書というものを書かされたのです。

これが大変屈辱的内容でした。。。

まぴお
まぴお

今回人身事故としては扱ってもらえることにはなったんだけど・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

人身事故にできて良かった。けど・・・どうかしたのかい??

まぴお
まぴお

最後に上申書という謎の書類を書かされたんだよね・・・。
内容はA4用紙2ページ位の内容なんだけど、警察官が事前に作った文章を私が手書きして押印するという書類だったんだけど・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

どんな内容?

まぴお
まぴお

内容がかなり屈辱的で、
・私にも注意不足があった
・よって、加害者を送致しないで下さい
・ただ、人身事故としては扱って下さい
って感じだよ。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

やっぱり検察に送致をしない、つまり書類送検しないための文書って感じだね。

まぴお
まぴお

事実と違うけど、ここで揉めて人身事故として扱ってもらえなかったらヤバいだろうし・・・。
それに、上申書を書いた事実やその内容は加害者とか保険会社とかには開示されないって言われたから・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

たしかに開示はされないと思うよ。まあそれで、人身事故として扱ってもらえたなら問題はないよ。
検察に送致されなくても損害賠償の金額に変わりはないから別にこだわらなくていいと思うよ!

弁護士ワンポイントメモ 21-2

・人身事故扱いにしてもらうことは重要。

 検察に送致されなくても損害賠償の金額に大きな問題はない。

防犯カメラの映像を確認!しかし、スマホで撮影できず・・・。

まぴお
まぴお

警察署では、コンビニに設置された防犯カメラの映像を確認したよ。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

おー、それは良かった!

まぴお
まぴお

警察からは散々私の方が悪いと言われていたのに、防犯カメラの映像では、相手加害者の車が一時停止もせずにコンビニの駐車場から国道に漫然と進入する様子が映っていたんだ!

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

それなら、どう考えても相手加害者の過失が大きいよ!
これは今後の交渉で重要な証拠になるよ!

まぴお
まぴお

それがさぁ・・・。
映像を確認するという話題が急すぎて、しかも警官に囲まれていたこともあって、録画できなかったんだよね・・・。
つまり、この重要な証拠映像は手元にないってこと・・・

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

そっかー。防犯カメラ映像をスマホとかで撮影しているのがバレたらマズいだろうから仕方ないよ。
大丈夫!他の方法で証拠を積み重ねていこう!

こんな感じで警察署でのできごとを弁護士のヒロ君に報告しました。

するとヒロ君はあることを心配している様子です。

交通事故証明書の甲欄ってなに!?

交通事故証明書の例
弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

まぴお君の話に加えて、警察署でみたコンビニの防犯カメラ映像からすると、どう考えても相手加害者の過失が大きいはず。しかし、警察の態度からすると・・・「甲欄」に書かれている可能性もちょっとはあるなぁ・・・。うーん。

まぴお
まぴお

コウラン・・・?なにそれ?

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

「甲欄」というのは交通事故証明書の事故の当事者を記入する欄のことだよ。
通常、事故の当事者は2者だけど、甲欄と乙欄と2つの記入欄がある。

まぴお
まぴお

なるほど。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

交通事故証明書の「甲欄」には、一般的に、「過失が大きいとされる側」が書かれることが多いんだよ。
だから、もし警察がまぴお君を悪者扱いしている場合、この「甲欄」にまぴお君の名前が書かれる可能性がある。

まぴお
まぴお

え!!そんな、ひどい・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

もし甲欄にまぴお君の名前が書かれていると、相手は「まぴお君の方が悪い」というテイで上から目線で交渉してくるかもしれないなぁ。

まぴお
まぴお

・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

まあ、そうは言ってもまぴおくんは「乙欄」の可能性が高い気がするから、気にしすぎない方がいいよ。
私が知っているケースで「意識を失って救急車で運ばれてしまったために、加害者に悪く言われて甲欄にされてしまった」というものがあったから少し心配になっただけだよ。

弁護士ワンポイントメモ 21-2

・交通事故証明書の「甲欄」は過失が大きい方が載ることが多い。

弁護士ヒロ君オススメの病院

ヒロ君からオススメの病院を教えてもらいました。

病院選びのポイントは

・待ち時間が少ない

・お医者さんが決めつけるような診察をしない

・リハビリができる

など色々あるのですが、やはり評判がいいところがよいものです。

先日行ったハズレ病院よりは遠いのですが、乗り換えなしの1本で行けるのでここに通院しようと思います!

※後日、「交通事故での病院の選び方」の回で詳しく説明します。

相手加害者から連絡は来たのか??

先日、警察を介して相手加害者の連絡先は教えてもらっていたのですが、加害者側の任意保険会社から被害者のところへ連絡してくるのが普通だそうです。

本件事故の場合、こちらが救急車で運ばれている訳ですし・・・。

でも、もう事故から一週間経つのに連絡がありません。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

相手加害者の任意保険会社からは連絡きたかな?

まぴお
まぴお

いや、来ないねぇ。。。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

そっかぁ。普通は加害者側から被害者に対して連絡するものだけど・・・。
まぴお君の方から一度連絡してみて。

というわけで、ヒロ君からこのように言われたので早速電話してみました。

・・・が、

電話に出ず留守録になってしまいました。

そのため、

「早く任意保険会社に連絡して、私にも電話をください」

と留守録に吹き込んでおきました。

どうなる!?どうなるの、私!!?

第22話に続く

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