前回(第28話)の記事はこちら
- 事故後、初めて自分のバイクを確認にバイク屋に行った
- フロントを中心に壊れているが、幸いエンジンは掛かかる
- 相手加害者側は事故車確認に来ていない
- 修理前の事故車の状態を写真に撮っておいた
前回は事故後、初めて自分のバイクを確認しに行きました。
バイク屋のスタッフさん曰く、相手加害者側の保険会社は事故車確認に未だに来ていないそうです。
私も自分から加害者に電話かけているのですが、1週間以上反応が無い状態・・・。
そろそろ次の作戦を考えなければなりません。
事故の証拠を集めたい
友人弁護士ヒロ君に、バイク屋に自分のバイクを確認しに行った際の話をしました。
昨日、バイク屋に自分のバイクを見に行ったんだけど、加害者側の保険会社は事故車両を確認しに来てはいない、と言ってたよ。
なるほど。事故から2週間以上経つのに相手加害者の保険会社が事故車両を確認しに行かないのは、対応が遅い気がするなぁ・・・。
そうだよね。。。
それから、バイク屋のスタッフさんは、相手は被害者というテイで連絡を待っているんじゃないかといってたけど・・・。
いや、何度もこっちから連絡しているからそれはあり得ないはず。
うん、何度連絡しているどころか、一度電話でも話をしているからそれはあり得ないよね。
ただ、さすがに連絡が無さすぎるから、そろそろ次の作戦を発動する時期に来たね!!!
次の作戦とは!?
「内容証明郵便」を出してプレッシャーをかける、ということになるね。ただ・・・。
ただ?
現状、まぴお君側の証拠が乏しいのが懸念材料かな。こちらは「相手加害者が一時停止無しに道路に出てきたために、避けられずぶつかった」という主張だけど、それを証明できるか・・・。
えっ!?でも、間違いなく、警察署でみた防犯カメラの映像では明らかに相手加害者は一時停止せずに漫然と道路に進入していたんだよ!!
まぁまぁ、もちろん、私はまぴお君のことは信じているから大丈夫。ただ、証拠がないと裁判官をはじめとする第三者は信じてくれないからね・・・。まぴお君が警察署で見た防犯カメラの映像が手に入れば話は早いんだけど、警察は提供してくないんだよね。
防犯カメラの映像って、もらえないの!?
よく「警察が防犯カメラを押さえてくれたから安心ですよね?」っておっしゃる相談者の方はいるんだけど、裁判にならない限り、警察が押さえた防犯カメラの映像を見ることはできないんだよね。コンビニに任意に提供してくれるようにお願いすることはあるけど、ある程度日数が経つと自動的に古いデータは上書きされて消えてしまうんだよなぁ・・・。
じゃあ、まずはダメもとでコンビニに電話して、防犯カメラ映像を見せてもらえるか聞いてみるね!
そうだね!防犯カメラ映像が無いと、場合によっては、「まぴおくんが追突した加害者」という扱いになってしまうかもしれないからね。事故証明書が「追突」になっているのは今更どうしようもないけれど、これを覆す証拠が手に入れる可能性があるなら頑張りたいね!!
分かった!ダメ元でまずはコンビニに電話してみるよ!!
まさかの事実!コンビニの店長の話とは!?
翌日、事故現場となったコンビニの電話番号を調べて電話してみました。
幸い店長さんと話をすることができました。
しかし!!!
残念ながら、防犯カメラ映像は2週間経つと自動消去されるため残っていないとのこと。
ただ、色々話をする中でまさかの事実が判明したのです!
コンビニ店長との電話をヒロ君に共有しました。
ヒロ君!!コンビニの店長さんから話を聞くことができたよ!
お!そうなんだ!防犯カメラ映像は残っていたのかな!?
うぅ・・・。それが残念ながら防犯カメラ映像はもう無いんだって・・・。
2週間経つと自動的に消去されちゃうらしくて・・・。
そっかぁ・・・。まぁ、防犯カメラの映像は一定の期間しか残っていないからなぁ。
しかし2週間か、もう少し早ければなぁ、惜しかったなぁ。。
映像が無いのは残念だったよね・・・。
そのかわり、警察がコンビニに防犯カメラ映像を確認しに来たときの話をしてくれたんだよ。
ほう。
店長さんは警察と一緒に防犯カメラの映像を確認したらしいんだけど、その時それを観た警察官は
「これは車側が悪いよな」
と言ってたんだって!!
む!つまり、 映像を観た時には「車が悪い」と言いながら、まぴお君との個別やりとりの際は「まぴおくん(バイク)の方が悪い」と言ってたんだよね!?
警察もたまに二枚舌を使うんだよね・・・。
ほんとそう!!ひどい二枚舌外交だよ!!
防犯カメラ映像を見た警察は、内心では車側が悪いと思いつつも、私の前ではバイクが悪いと威圧してきたのは多分加害者を送致したくないからだと思う!
送致すると警察は多くの書類を書くなど事務処理が増えるから、こういうことをして自分たちの仕事を減らそうとしているのかもね・・・。
ひどいよね・・・。警察は事故当初、こっちは明らかに怪我しているのに、「物損事故」で済ませようとしてきたからね・・・。
でもとりあえず、店長さんには味方になってほしい!
防犯カメラの映像を観た時の状況を書面にしてもらいたいな!
可能であれば事情を話して証言してもらう、とりあえず最初は陳述書を書いてもらうことも視野に入れよう。
加害者の保険会社が一切対応しないという最悪の場合に備えてね。
コンビニの店長さんと連絡が取れて、色々話を聞けたのは良かったです。
しかし、それによって警察のヒドイ二枚舌外交も明らかになりました!!
とりあえず、最悪の事態に備えて証拠集めは続けていきたいですね。
相手加害者から連絡が!?
さて、なかなか連絡が付かなかった相手加害者なのですが、私の側の任意保険会社担当者はほぼ毎日加害者に電話をかけて留守録に折り返しのお願いを吹き込んでくれていました。
そしてついに、加害者から折り返しの連絡があったようです!!
次回は加害者から一体どういう内容の連絡があったのかを書いていきます。
今回の内容をまとめました。
- 仮に裁判をするとなると証拠が必要!
- 事故状況についてこちら側に証拠(ドライブレコーダー等の映像)がないので、交通事故証明書に(こちら側による)「追突」と書いている場合、裁判で不利になりやすい
- コンビニの防犯カメラ映像は保存期間が短く映像は既に自動消去されていた
- コンビニ店長曰く、カメラ映像を観た警察は「車の方が悪い」と言っていた
- コンビニ店長にはカメラ映像を観た時の状況を書面にしてもらいたい
- 加害者から、自分の任意保険担当者に折り返し連絡があったようだ
第30話に続く