第15話 【前編】弁護士と面談!初めて知った交通事故の常識とは!?

【前編】弁護士に相談交通事故体験記

前回(第14話)の記事はこちら

前回(第14話)のあらすじ
  • 警察から電話があり相手加害者の連絡先をゲットした!
  • 事故現場の防犯カメラ映像があるらしい
  • 警察に詳細を聞くも「署に来てから」と歯切れが悪い

大学時代の友人である弁護士のヒロ君には事故直後の深夜3時の電話に始まり、それ以降ほぼ毎日、電話やメールで相談に乗ってもらいました。
今回の第15話では、事故から4日後に実際に対面で相談に乗ってもらいまして、そこで聞いた様々な交通事故の常識に驚愕します。

弁護士との初の対面打合せ

交通事故から4日後、ちょうどヒロ君が私の住む町の近くで用事があるとのことで、近くの喫茶店で相談に乗ってもらえることになりました。

事前に言われていた、「自分のバイクの中古価格」を何台か検索して資料にまとめたものを持参して相談に向かいました。

バイクの時価は中古車価格から算出?

まずは、事前に言われていた自分のバイクの時価を調べた資料を見せながら相談に乗ってもらいました。

まぴお
まぴお

自分のバイクと同じ車種を中古車情報サイトで5台ほど調べて資料にまとめてみました。
年式や走行距離、色が全く同じものはなかったけど・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

ふむふむ。だいたい35万円~55万円位の間が中古車の相場みたいだね。

まぴお
まぴお

あ、うん。僕のバイクは4年間製造されたんだけど、後半の2年は後期型といって色々な改善が成された型式で評価が高いんだ。で、まさに僕のバイクは後期型に当たるので結構人気があるはずなんだ。
しかも、無改造のノーマル車両で逆輸入車だから、価値としては高い方だと思う。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

なるほどね。
そしたら、この中古市場の資料から時価を想定すると50万前後で交渉していくことが可能かもね。

まぴお
まぴお

うん。僕のバイクはフルノーマルかつ最終型の逆輸入車ということで同一モデルの中では一番条件はいいはずだけど、走行距離が結構いっているから、その点を差っ引くとそれくらいが時価というのはまぁ仕方ないよね・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

修理費の見積りは60万円位って言ってたよね??
 そうなると時価の方が安いから、時価の50万円が交渉の金額になると思う。

まぴお
まぴお

ところで、この時価って僕は誰に対して主張して交渉していくの??

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

相手加害者の連絡先は警察に教えてもらったんだよね?
普通は相手加害者の任意保険会社からまぴお君のところに連絡がくるはずなんだ。
 それで、その相手加害者の任意保険会社の担当者とまぴお君とでやり取りをしていくことになるよ。バイクの交渉もその中でしていくことになるね。

まぴお
まぴお

なるほど。。。
ただ、相手の保険会社は出費を抑えたいだろうから、私の希望をそのまま飲むはずはないよねぇ。。。交渉は面倒なことになりそうだなぁ。。。

バイクの修理費に関しては残念ながら修理費の全額である60万円は厳しそうです。
時価がおそらく良くて50万円前後だろうことから、

60万円(修理代)>50万円(中古車の価格)

と修理代の方が高くなってしまうので、賠償額は良くて50万円になりそうです。

まぁ、相手の保険会社と交渉して少しでも高い時価で折り合いを付けたいところなんですがねぇ。

修理の見積りが10万円を超えると・・・?

そういえば、先日バイクの修理工場のスタッフと話した際に、

ざっくり見た感じですが、確実に修理費10万円は超えてきてしまいますね。
修理費が10万円を超えるので相手加害者の保険会社担当者に実際にバイクを見に来てもらってください。

こんなことを言っていました。これに関して弁護士のヒロ君に確認してみました。

まぴお
まぴお

あ、そうだ。バイクの修理費の事で一つ質問なんだけど、修理費が10万円を超えるから相手加害者の保険会社に実際にバイクを見に来てもらうように伝えてと言われたんだけどどうゆうこと??

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

修理費が高額(この場合は10万円)の場合、相手の保険会社としてもその支払いが適切なものかを確認する必要があるよね?

まぴお
まぴお

ああ、なるほど。
事故に乗じて、事故の前から壊れていた部分もバイク屋と結託して事故で壊れたことにして見積額を吊り上げるような輩がいるわけね。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

ま、中には、そういう悪い輩もいるからねぇ。
そういうわけで一般的には修理費の見積りが10万円を超える場合は、実際に賠償金を支払うことになる相手加害者の保険会社が、事故車両を実際に確認しにいくものなんだ。

まぴお
まぴお

なるほど。わかりました。
では、相手の保険会社から連絡があったら修理の見積り金額と、実際に事故車両を確認に行くように伝えます。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

うん。でも通常は見積もり金額を伝えて、それが10万円を超えていればこちらが特に指示をしなくても相手の保険会社の損害の調査をする人(「アジャスター」といいます)が事故車両を確認しに行くから大丈夫!

痛みがあればちゃんと病院へ通うこと!!

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

ところで、事故の翌日に自宅近くの病院に行ってから、その後ちゃんと通院しているかな?

まぴお
まぴお

あ・・・あのさぁ。。
あれ以来、行ってないんだよねぇ・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

えええっ?そんなにすぐに痛み無くならないよね!?
痛いときはちゃんと病院に行かないと治るのに時間がかかってしまうよ!!

まぴお
まぴお

うん・・・もちろん、痛みはかなりあるけど
我慢しようと思えば、まぁなんとか我慢できない痛みでもないし・・・。
そんなに通院たくさんするのも気まずいし、お金も20割も取られるしさぁ。。。(焦)

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

痛みがそれなりにあるケースなんだからちゃんと通わないとダメだよ!!
交通事故の怪我はちゃんと通院して治療しないと一生痛みを引きずることもあるんだよ!!
バイクの中古車情報を綺麗にパワーポイントにまとめる時間があるなら、ちゃんと病院行かないと!

まぴお
まぴお

はあい。。。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

痛みを我慢して通院を止めてしまうと、怪我が治らない上に、事故の怪我が大したことないと思われて、保険金の額だって大幅に少なくなってしまうんだよ!!

まぴお
まぴお

え?そうなの!?わ、わかった!!(焦)
明日、必ず病院に行きます。。。
うーむ、そんなに病院に通うことが重要なんだとは知らなかった・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

通常は交通事故で頸椎捻挫や腰部捻挫などの怪我した場合、すなわち「むちうち」になった場合には、電気治療やレーザー治療、それから首のけん引のようなリハビリを受けるべきなんだよね。患者さんの都合がつくなら病院にしっかり通って治療やリハビリを受けた方がいいよ。

まぴお
まぴお

今通っている病院は、あまり治療やリハビリに熱心な感じはなさそう。ハズレの病院だったのかな・・・。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

交通事故の怪我は後になって痛くなったり、長引いたりするから、ちゃんと治療やリハビリの対応をしてくれない病院は止めた方がいいと思う。
僕の知っているいい病院をいくつか教えるよ。
ただ、明日すぐに診てくれるとは限らないから、とりあえず明日は今のハズレ病院に行くといいよ。「交通事故の直後に通院した」という事実が今後重要になって来るからね!

まぴお
まぴお

うん、わかりました。
明日は朝イチでハズレ病院に行ってきます。ちゃんと対応してくれる病院はまた是非教えて下さい。
今後は病院を変えたいです。。。

弁護士ヒロ君
弁護士ヒロ君

OK!おすすめの病院はいくつかピックアップしておくよ!

というわけで、とりあえず明日はちゃんと病院に行ってこようと思います。。。

さて長くなってしまったので、続きは第16話で!
事故後これから行うべき処理の流れなど、初めて知る交通事故の常識を弁護士から教えてもらいました!!

次回は弁護士が交通事故後の流れを徹底解説!第16話に続く!!!↓

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