前回(第1話)の記事はこちら
- バイクを運転中の私はコンビニから急に出てきた車を避けられず衝突
- 道路上に投げ出された後、車に轢かれないようになんとか路肩まで移動した
さて、第2話では事故発生から救急車に乗せられるまでに起こったことをまとめました。
交通事故が起きたら何するんだっけ?
今まで交通事故に遭ったことはなかったけれど、
事故が起きたらどうしたらいいかはわかっていたつもりでした。
今回は事故が起きてから救急車に乗って現場を去るまでの出来事をまとめました。
負傷者の救護
交通事故が起きた時に負傷者の救護は真っ先にやるべきことだ
という知識は持っていました。
今回は自分が負傷者になってしまったんですけどね・・・。
相手の運転手は車から降りてきて様子を見に来ていたのですが
怪我はしていなさそうでした。
また、事故現場はコンビニの駐車場の目の前ということで、
コンビニのお客さん達も気が付いて近くまで様子を見に来てくれていました。
私は事故直後は道路上に横たわっていたのですが
すぐに
対向車線上に横たわっていたら危ない!!
と思いました。
そのため、自分で路肩まで避難したためとりあえず負傷者(=自分)の初期対応は済んだという形でした。
ちなみに、友人弁護士の話によると、後続の車に轢かれて死亡してしまうというケースはよくあるらしいです。
なので、事故にあって意識があるならば、なんとしてでも路肩に移動することが先決です!
その後救急車が来たのですが、私が呼んだわけではないので様子を見に来てくれたどなたかが呼んでくれたのだと思います。
どなたか存じ上げませんが、ありがとうございました!
道路上の危険を除去
事故後、相手の車両は後部バンパー付近の凹み程度で損害が軽く、
車は道路前方の路肩に寄せてハザードを点滅させて停車していたので
車両側の対処はひとまず問題ないはず。
問題はバイクです。
バイクは左側車線の真ん中付近に右側を下にして倒れてしまっていたので、
左側車線は完全に塞がれてしまい通行ができない状態でした。
深夜とはいえそれなりに車の往来がある国道上での事故です。
というわけで、バイクの引き起こしをやらねば!、と。
しかし、バイクは750cc以上の大型バイク。
加えてタンクバッグ、リヤパニアケース装備などツーリング仕様でノーマルよりもさらに重いんです。
怪我をしているので、とても引き起こしができる状況ではなく・・・。
私自身がそんなことを考えているうちに、
様子を見に来て下さった方々が分担して交通誘導をして下さっていました。
さらに暫くすると、どなたかが発炎筒を使用して周囲にも事故を周知してくれていました。
そんなわけで、道路上の危険に関しては周囲の方々の協力でなんとかなった感じでした。
警察への連絡
私が救急車に乗ったあとに車内に警察官が来て様子を聞きにきたので、
おそらく様子を見に来た方々のどなたかが警察に事故の連絡をしてくれたのだと思います。
仮に誰も警察に連絡をしてくれていない場合には、
事故にあったという事実を証拠に残すためにも、
絶対に自分で110番にかけて警察を呼びましょう。
警察は交通事故証明書という書類を作ってくれます。
この書類には
- 事故日
- 事故の場所
- 被害者と加害者の名前や住所、連絡先
- 車のナンバー
- 加入している自賠責保険の証明書番号
等まで載っており、
事故の貴重な情報が満載なので超重要です。
事故の証拠がない場合、最悪のケースでは、相手加害者が
「え?あなたと事故なんて起こしてないよ?」 と言ってくることもあります。
交通事故にあったら「絶対に」警察を呼ぼう!!
(事故にあった事実を証拠(交通事故証明書)として残せるよ!)
救急車と相手加害者との連絡先交換、どっちを優先する!?
その場では、事故の相手と直接の連絡先交換はできませんでした。
相手加害者の男性は、
事故直後に車から降りてきて 「大丈夫か?」と声掛けをしてきただけ。
その後、彼は交通誘導等をしていて、
私は私で怪我をして路肩にへたり込んで救急車で病院へと搬送されたため
当日に彼とそれ以上の会話をすることができなかったんです。
ただ、救急車の車内で警察と会話をした時に
警察を介して連絡先を交換すればいい
と警察官に言われたのでそれに従うことにしました。
(上でも書いたとおり、交通事故証明書に連絡先は書いてあります)
そんなわけで、相手加害者の連絡先は入手することができますので
安心して救急車を呼んで病院に行きましょう。
交通事故にあったら「絶対に」救急車も呼ぶ!
(相手の連絡先は警察が作る事故証明書に載るからその場で入手できなくても心配はいらないよ!)
私の変な趣味(何でも写真で撮りまくる!)
自分自身が路肩へ避難し、
道路上の危険除去が一旦落ち着くと
徐々に首をはじめとする身体に痛みが出てきました。
以前単独で転倒して右足首を骨折したことがあったけれど
怪我した直後は痛みをあまり感じないものなんです。
興奮状態にあるのか、脳内麻薬がでるのか、
詳しいことは分からないですが、
痛いというか足全体が「ジィ~~~ン」としびれているような感覚で
とにかく事故直後は痛みはほとんど感じないのです。
(その後、私のように救急車に乗ってしばらくしてから痛みが襲ってきます。)
ここからが変わっているところですが、
このとき、私の頭にとある欲求が去来しました。
うぅ!?そ、そうだ、アレをしなければ!?
ところで、私には「写真」を撮るという趣味があります。
写真が趣味と言っても、
普通に風景を撮るとか、そういう感じとは若干違います。
例えば、
ここ数年、料理の写真、というか口に入るものはコンビニ弁当やお菓子、おにぎり等であってもほぼ全て写真に収めています。
まわりからは
「そんなモノまで写真撮ってどうするの!?」
と若干呆れ気味に言われることもあるくらい。
とにかく記録するのが好きなんです。
もちろん綺麗な風景写真なども撮るのは好きですが
そんなものはネットで探せばいくらでも同じような写真が出てくるので
身の回りの誰も撮らないようなもの(ネット上にもないもの)
を写真に収める方がもっと好き
だったりします。
さて、話を戻します。
車両の写真を撮ると超有利になる!?
怪我をしながらも、何でも写真に撮る趣味があるため、
自分の事故現場という極めて貴重な機会を写真に収めたい
という欲求にかられたのです。
(意外と余裕あるな、私(笑))
ちょうどツーリングの時にいつも着けているウエストバッグの中に
コンパクトデジカメ
を入れてました。
じわじわと身体の痛みがでてきはじめる中、
道路上に転倒している自分のバイクの写真を3枚程度写真に収めた
のです。
写真は「動かぬ証拠」である。人の証言の何倍も強力な証拠になるんです。
(人の証言は口裏合わせや記憶違いがあるので強い証拠とは常には言えないようです。)
私は事故車両を撮った写真が後に「超有利になる証拠」として使えるとは、その時点では知る由もありませんでした。
ちなみに、友人弁護士の話では、相手加害者がセンターラインを超えてきて衝突になった事故で、当初相手加害者が「自分はセンターラインを超えていない」と嘘をついてきた事故があったらしいです。
そのときに、被害者は車両の写真を撮っていて、道路に落ちた車両の破片の位置で相手加害者がセンターラインを超えていることが証明でき、勝訴したということです。
僕の場合、何でも写真に撮る趣味は交通事故にプラスだったということですね!
事故の車両の写真は携帯の写メでもいいので、可能であれば撮影しておくこと!
(車両の位置関係で責任の割合が変わってくるから、ものっすごい重要な証拠になるよ!)
自分の任意保険会社へ連絡
「自分が加入している任意保険会社への連絡」
も事故が起きた際にやるべきことという認識がありました。
ただ、事故の賠償は、通常は相手加害者の保険会社が対応するものなので、
自分の任意保険会社への連絡は後回しになっていました。
ただ、念のため連絡した方がいいと思い、
救急車の車内に移ってから自分の保険会社に連絡を入れてみました。
電話では事故の基本情報を伝え、
ロードサービス部門へ電話が引き継がれたんですが、
このロードサービス部門とのやり取りで見えた知らないことを
次回以降書いていこうと思います!
ロードサービス部門の対応はいかに!!?第3話へ続く!!!!↓